銀座の憂鬱

<ゲンダイ> 2016年7月8日 『「爆買いバブル」終了で閑古鳥が鳴く、銀座の高級デパートの惨状と後悔 』

(前略) 「円高に追い打ちをかけるように、中国政府が個人関税を強化したことも響いています。景気が後退している中国では国内消費を喚起しようと、海外で購入した商品を国内に持ち込む際の課税を強化しました」(日本総研副理事長・湯元健治氏)

その結果、転売目的に大量に購入していた「ブローカー」が姿を消した。「2月以降、裕福な中国人は潮が引くようにスーッといなくなりました。そして気づいたんです。日本人のお客様もいないことに……」(以下省略)

温泉街でも中国人が増え過ぎると、日本人は寄り着かなくなる傾向があります。
ですので、百貨店は中国人の集客を優先したのですから、
日本人顧客の足が遠のくのは誰にでも予想できるでしょう。



百貨店の存在意義が問われている時代だからこそ、
中国人向けの経営に特化したのかもしれませんが、
まさしく自業自得、同情する気にさえなりません。



そもそも、銀座の高級デパートどころか、銀座自体に中国人が増えすぎて、
日本人からは敬遠されつつありますよね。
これから銀座はどうなってしまうのでしょう・・・。

なんだか怪しいですね?

2016年7月10日 『参院選 投票用紙誤って渡すミス相次ぐ 票は無効の可能性 』

10日投票が行われている参議院議員選挙で、投票所の担当者が選挙区と比例代表の投票用紙を誤って逆に渡すなどのミスが各地で相次いでいます。これらの票は無効票になる可能性が高いということです。 (以下省略)

その後、ミスによって無効になってしまった有権者には、
選挙管理委員会が個別に謝罪するとのことですが、
謝罪で済ませられるほど軽い問題ではないでしょう。



間違いを防止するために、投票用紙は選挙区と比例で
それぞれ色が違っています。さらに、受付には3名ずつ配置して、
万全の体制で挑んでおきながら、誰も気付かないなんてあり得るでしょうか。
不自然極まりなく、なんだか怪しいですね?



選挙当日に投票所に詰めている職員はボランティアではなく、
有償で仕事を請け負っているわけです。



それで、本当にその場にいた職員は誰も気付きませんでした、
ということなら、職務怠慢も甚だしい。選挙を軽視しすぎですね。
なにより、この手の事件があると、選挙に行く気が失せてしまいますので、
やっぱり謝罪だけ済ませるのは論外ではなかろうか。

単なる利権団体

<日経新聞> 2016年7月7日 『テレビなくても受信料? 総務省、NHK巡り議論 』

総務省がNHKの受信料を見直す議論に乗り出した。番組のインターネット配信が進むなか、テレビの無い世帯にも受信料を負担してもらうことを検討する。テレビを持たない若者が増えるなかで、公共放送を支える仕組みを見直す。ただテレビが無い世帯は新たな負担を求められるため、反発も予想される。

スマホやパソコン等のネットに接続できる環境からの
徴収を考えているのでしょうけれども、テレビのない世帯に対して
受信料の支払いを求めるなら、それはもはや、受信料ではなく受信税でしょう・・・。



国営と公営、NHKの立ち位置を曖昧にして、状況に応じて都合よく
使い分けてきたわけですが、そろそろ、はっきりさせて欲しいですね。
国営にするなら、受信税も筋は通りますが、公営でありながら、
国民から税金を徴収するなんてあり得ません。



NHKは他の民放と比較して、出演料、いわゆるギャラが低いわけですが、
給料はと言いますと、民放のそれを上回ります。
国営にして、NHK職員も公務員にしてしまえば、職員の人件費も
間違いなく大幅に削減できますね。



そういえば、パナマ文書にも、NHKらしき組織の名前が記載されてましたな。
税金を免れるためにパナマを利用する是非は問いませんが、
余剰資金がありながら、さらに受信料を広く集めたいとは正気ではないですね。



そもそも、なぜテレビを所有しない若者が増えているのか考えてみると、
テレビが提供できるコンテンツに魅力がないからでしょう。
若者だけでなく、テレビの所持を放棄した人たちなら、
ネットでわざわざNHKなんて視聴しませんって。

やくざな国

<産経新聞> 2016年7月4日 『比が棚上げなら共同開発も』

中国英字紙チャイナ・デーリーは4日、南シナ海に関してフィリピンが申し立てた国連海洋法条約に基づく仲裁手続きについて、12日に示される判断をフィリピンが棚上げすれば、中国側は南シナ海での共同開発などについて話し合う用意があると報じた。複数の関係筋の話としている。 (以下省略)

分が悪くなると、共同開発を持ち出してくるのは、中国の常套手段です。
日本とも東シナ海のガス田で共同開発に同意したものの、
実際には、やりたい放題。約束なんてちっとも守りません。



本来なら、どう考えても100パーセント他国の海域であるにも関らず、
自分達の領海だと主張する。国際法的に旗色が悪くなると、
「裁判なんかやめて、仲良く共同で開発しよう」などとのたまうのですから、
まったく話になりません。



2016年7月4日 『安保できて後の方が北のミサイル開発進んでいる』

(前略) 進党の枝野幸男幹事長は3日のNHK番組で「安保法制できた後の方が北朝鮮でミサイル開発が進んでいるし、今まで中国海軍の船が日本の領海に来ることはなかったが、入ってくるなど、抑止力は全然高まっていない」と政府・与党が主張する「安保法制での抑止力向上」に疑問を投げた。(以下省略)

ものには色んな見方があってよいと思うのですが、
上記のフィピンをはじめ、南沙、西沙でも積極的に、侵犯を繰り返しています。
そういえば、民主党政権時代には、領海が侵犯されても隠蔽してました・・・。



安保法案が成立する以前から、日本海に向けてミサイルが発射されてました。
中国の軍艦が日本の領海を侵犯するのも同様。



客観的に判断するなら、中国の軍事的行為がエスカレートしつづけ、
情勢が緊迫してきたため、急いで安保法案を成立させたと考えるのが妥当かと。

パフォーマンス成功?

2016年6月27日 『ガラス張りの橋 ハンマーで安全性アピール 中国』

中国で、高さ数百メートルの石が林立する景観で知られる世界遺産の観光地、武陵源に、谷底から300メートルの高さにガラスでできた橋が架けられ、一般開放を前に、橋の表面のガラスにハンマーを次々と打ち下ろして、その安全性をアピールするイベントが開かれました。(中略)

橋は表面部分に複数のガラス板を重ねて5センチの厚さにしたもので、ひびは入ったものの割れて落ちることはなく、その上を車が走ると、大きな歓声が上がっていました。現地の技術者は「橋がいかに信頼できるものかが証明され、観光客はその安全性を体験できるでしょう」と得意げに話していました。

余裕でひびが入ってますやん・・・。これって成功なんですかね?





ガラス製の橋の安全をアピールするために、ハンマーで叩くという
パフォーマンス自体は理解できますが、ひびが入ったものの、
橋は落ちなかったので大歓声ってどうなんでしょう。



ガラスにひびが入っても、ガラス内部の樹脂には影響がないから、
安全です、ということなんでしょうけれども。



東京タワーや、明石大橋など、日本の観光地にも、
はるか下を見下ろせるという足元がガラス張りの床がありますが、
そこにひびが入っていたら、乗りたくないです・・・。



ひびが入ってしまったガラスは、亀裂が徐々に成長し、いつか砕け散るものですが、
イベントで損傷したガラスを交換しなくても大丈夫なのでしょうか?



そもそも、視覚効果を狙って、わざわざガラス製にしているのに、
傷だらけになってしまっては美観を損ねてしまいます。
ガラスを通して、足元も見えなくなるでしょうに・・・。

伝統的な商売の手法

<産経新聞> 2016年6月18日 『中国北京市がiPhone6販売停止命令』

中国の北京市知的財産局が、米アップルのスマートフォン「iPhone(アイフォーン)」の「6」と「6プラス」が中国メーカーの製品に外観が酷似しているとして、北京市内での両製品の販売停止を命じていたことが17日分かった。米アップル側は販売停止の取り消しを求め、北京の裁判所に提訴した。複数の中国メディアが報じた。

 北京市知財局は5月10日、アイフォーンの外観が自社のスマホ製品に酷似しており、特許権を侵害しているとの中国メーカー「佰利公司」(広東省深●市)の訴えを認め、アップル側に販売停止を命じた。これに対してアップルは、外観は似ておらず、特許権も侵害していないとして取り消しを求めた。

ようするに、中国国内で、なんちゃってiPhoneが製造可能になったから、
模造の元となったアップル製品に難癖をつけて締め出した、そういうことですね。
中国における伝統的な商売の手法ですので、驚くほどのことでもありません。



安い人件費(最近ではそれほど安くない)や、10億人を超える市場を求めて、
中国に生産拠点を築いたりするのでしょうけれども、
あの国では、フェアなルールなんて期待できません。



なにせ法治国家ではなく、人治国家ですから、中国人の都合で、
いつでもルールを変えてきます。
それを見越したうえで商売しなくてはいけないのですから、
中国に進出する企業は、ほんと大変そうです・・・。

パーフェクトにダメ過ぎた

ようやくマスゾエ氏が辞任し、都知事選挙が注目を集め始めたわけですが、
マスゾエ氏を擁護する人もいるらしい。
もちろん、いろんな意見や主張があってよいと思うのですが、
擁護のしようがないくらいの悪政で、さらには往生際が悪いという・・・。



ここまで引っ張らずに潔く辞めていれば、違う展開になった可能性もありますが、
もう政治家としては無理なんじゃないかな。印象が悪すぎるよ、マスゾエ氏。



2016年6月17日 『ナイナイ岡村隆史 舛添都知事を一部擁護「そんなパーフェクトな人いる?」 』

(前略)岡村は「限りなく透明に近いブルーの人間なんか、おんのかっていう話なんですよ」と前置きし、「人間なんて、絶対に叩いたらホコリ出るから。そんな完璧なパーフェクトな人が、ちゃんと人間としてね、そんな人が都知事になって、やっていけんのかなって」と疑問を投げかけた。

そして「人間、そんなパーフェクトな人いる? いてへんやろ」と一部舛添都知事を擁護。「そんなことで、いちいちこう全部もう辞めさそう、辞めさそうってなったら、もうエライことやで」とコメントした。

小学生や中学生ならまだしも、大人になっていろんな事情を理解してなお、
政治家にパーフェクトを求めている人なんておらんでしょ。
むしろ最もましな政治家を選ばざるを得ない、というのが実情です。



マスゾエ氏の場合は、パーフェクトにダメ過ぎた感がありますな。
実績、良かったところを見つけ出す方が難しいのではお話になりません。
あれだけすき放題やらかしておきながら、パーフェクト云々で語ってみても、
擁護になっていません。論点が違いますな。



東京都知事の猪瀬さんが、辞任を迫られた時に、
「パーフェクトを求めてはいけない」と主張すれば、耳を傾ける人もいたでしょう。
マスゾエ氏に関しては、擁護のしようがない、というのが現実かと。