伝統的な商売の手法

<産経新聞> 2016年6月18日 『中国北京市がiPhone6販売停止命令』

中国の北京市知的財産局が、米アップルのスマートフォン「iPhone(アイフォーン)」の「6」と「6プラス」が中国メーカーの製品に外観が酷似しているとして、北京市内での両製品の販売停止を命じていたことが17日分かった。米アップル側は販売停止の取り消しを求め、北京の裁判所に提訴した。複数の中国メディアが報じた。

 北京市知財局は5月10日、アイフォーンの外観が自社のスマホ製品に酷似しており、特許権を侵害しているとの中国メーカー「佰利公司」(広東省深●市)の訴えを認め、アップル側に販売停止を命じた。これに対してアップルは、外観は似ておらず、特許権も侵害していないとして取り消しを求めた。

ようするに、中国国内で、なんちゃってiPhoneが製造可能になったから、
模造の元となったアップル製品に難癖をつけて締め出した、そういうことですね。
中国における伝統的な商売の手法ですので、驚くほどのことでもありません。



安い人件費(最近ではそれほど安くない)や、10億人を超える市場を求めて、
中国に生産拠点を築いたりするのでしょうけれども、
あの国では、フェアなルールなんて期待できません。



なにせ法治国家ではなく、人治国家ですから、中国人の都合で、
いつでもルールを変えてきます。
それを見越したうえで商売しなくてはいけないのですから、
中国に進出する企業は、ほんと大変そうです・・・。