パフォーマンス成功?

2016年6月27日 『ガラス張りの橋 ハンマーで安全性アピール 中国』

中国で、高さ数百メートルの石が林立する景観で知られる世界遺産の観光地、武陵源に、谷底から300メートルの高さにガラスでできた橋が架けられ、一般開放を前に、橋の表面のガラスにハンマーを次々と打ち下ろして、その安全性をアピールするイベントが開かれました。(中略)

橋は表面部分に複数のガラス板を重ねて5センチの厚さにしたもので、ひびは入ったものの割れて落ちることはなく、その上を車が走ると、大きな歓声が上がっていました。現地の技術者は「橋がいかに信頼できるものかが証明され、観光客はその安全性を体験できるでしょう」と得意げに話していました。

余裕でひびが入ってますやん・・・。これって成功なんですかね?





ガラス製の橋の安全をアピールするために、ハンマーで叩くという
パフォーマンス自体は理解できますが、ひびが入ったものの、
橋は落ちなかったので大歓声ってどうなんでしょう。



ガラスにひびが入っても、ガラス内部の樹脂には影響がないから、
安全です、ということなんでしょうけれども。



東京タワーや、明石大橋など、日本の観光地にも、
はるか下を見下ろせるという足元がガラス張りの床がありますが、
そこにひびが入っていたら、乗りたくないです・・・。



ひびが入ってしまったガラスは、亀裂が徐々に成長し、いつか砕け散るものですが、
イベントで損傷したガラスを交換しなくても大丈夫なのでしょうか?



そもそも、視覚効果を狙って、わざわざガラス製にしているのに、
傷だらけになってしまっては美観を損ねてしまいます。
ガラスを通して、足元も見えなくなるでしょうに・・・。