昨日のつづき
通常、液体から気体に変化する際には、
液体が接触しているものから熱を奪って蒸発します。
つまり、冷たい風に吹かれると暑さが和らぐのは、
肌に風が当った時に、皮膚表明の汗が気化(熱が奪われる)するからです。
例えば、夏場に水をまくことを、「打ち水」と言いますが、
まかれた水が気化するときに、熱せられた地面から熱を奪い、
結果として、多少ですが涼しくなります。
身体に熱がこもると、発汗し体温を一定に保とうとします。
無事に熱を体外に逃がすことができれば、発汗はおさまり、
それ以上体温は低下せずに、適温を保ちます。
眠っている間、扇風機の風にさらされつづけると、
必要以上に、水分が損なわれてしまい、低体温になることがあります。
起床する際に、体温が低すぎると活動に支障をきたし、
かつ、脱水症状(もしくは近い状態)を起こしていると、
身体にかかる負担は大きく、だるさを感じてしまいます。
というわけで、身体の状態や、周囲の環境によっては、
健康を著しく損ねてしまうことがあります。
扇風機やエアコンを正しく利用して、快適な眠りを堪能してくださいませ。
ながた整体院