結局だれも得をしないシステム

2016年5月19日 『ドイツ、難民雇用の「1ユーロジョブ」制度…時給は130円』

(前略)自転車の修理や植木の剪定(せんてい)、歩道の清掃といった業務をわずか1ユーロ(約120円)余りの時給で請け負っているザイドさんのような難民は数千人に上る。
このいわゆる「1ユーロジョブ」制度は、ドイツの労働市場に新たに加わろうとする人々の足掛かりとなるとうたわれているが、識者らは以前からその有効性を疑問視している。(以下省略)

恐ろしく安い賃金ですが、その代わりドイツに居住できます。
結局のところ、メルケルさんのいう人権を謳った難民受け入れは、
安い労働力の確保ありきですよね。



欧州だけでなく、世界を混沌とさせている難民問題のずっと以前から、
ドイツは同様のシステムで外国人労働者を安く使ってきました。
その結果、待遇に不満のある移民者によって、治安が悪化し、
それを受けて、ドイツ人の反感を買って対立が深まっているのが現状です。



移民者が低賃金の境遇に納得してくれるのなら、WIN‐WINの関係となりえますが、
普通に考えれば、移民の不満はいつか爆発します。
それで、ドイツおよび、ドイツ人への憎悪となり、ドイツ国内では、
移民による犯罪が蔓延ります。



移民を労働力として使う政策が、上手くいかなかったからといって、
「失敗だったから出て行ってくれ」とは、なかなか言えませんし、
言ったところで、素直に従ってくれるはずもありません。
結局、受け入れる側の国民も、移民も得をしないシステムでしょう。



日本でも安い労働力を求めて、移民の受け入れを促進したがる人がいるんですよね・・・。
ドイツで起こっている現実をしっかり認識することが肝要かと。