またしても海自に助けられる=ピースボート
<産経新聞> 2016年1月8日 『ソマリア沖で海上自衛隊の護衛艦がピースボートを護衛』
海賊対処のためアフリカ・ソマリア沖に展開中の海上自衛隊の護衛艦が、民間国際交流団体「ピースボート」の船旅の旅客船を護衛していたことが17日、分かった。ピースボートは海賊対策での海自派遣に反対しており、主張との矛盾に批判も出ている。
海自の護衛艦「ゆうぎり」は今月3〜4日にかけ、ソマリア沖・アデン湾を航行するピースボートの船旅の旅客船を護衛。船旅の企画・実施会社が国交省を通じて海自に護衛依頼をしたとみられ、ピースボート側は「コメントする立場にない」としている。(以下省略)
ピースボートは、もともと辻元さんが設立した団体だけに、
自衛隊の海外派遣にも反対するのは頷けます。
それで、今回自衛隊に護衛を要請したのは、
船旅を企画するいちおうピースボートとは別の会社ということらしい。
従いまして、ピースボート側としては、「コメントする立場にない」のだそうな。
これは詭弁でしょう。海上自衛隊に護衛されるのは、今回が初めてで、
ピースボート側の与り知らないところで、勝手に決められたのであれば、
納得できなくもありませんが、過去にも同様のケースで助けられているだけに、
「コメントする立場にない」では通らないでしょう。
海外派遣だけでなく、自衛隊の存在そのものに冷ややかな
態度をとる人たちを護衛しなくてはいけない海自の皆さんは大変です。
自民党議員から、「ムシの良い話し」と、呆れられるのも当然かと。
そもそも、9条を掲げてさえいれば、侵略されない、話し合いで解決できる
という主張でしたよね。襲われる前に武装するのは如何なものでしょう?
海賊に乗り込まれてから、話し合いで解決できれば、
9条の価値も少しは見直されるんじゃないかな?