実は大統領になりたくないとか?

2016年5月12日 『トランプ氏、債務に関してサンダース氏より左寄り』

(前略) 「米国政府なのだから、まずデフォルトになることはあり得ない。紙幣を印刷すればいいだけの話だろう」とトランプ氏は9日にCNNとのインタビューで話した。(以下省略)


ハードカレンシーであるドルを刷れる国ならではの発言です・・・。
中国がAIIBに拘り続けるのも、中国元をハードカレンシーに押し上げ、
いつでも刷れるようにしたいという思惑あってのことでしょうし。



けど、つい数日前、日本に対して、「為替操作するな」と恫喝したばかりですが、
舌の根も乾かないうちに、「紙幣を刷りたいだけすればいいだけ」
と言い放ってしまえる辺りが、いかにもアメリカ人らしいですな。



そもそも、日本は諸外国と比較しても、自国通貨をそれほど増やしてません。
むしろ、「もっと円を刷れよ」とお考えの方も少なくありませんし・・・。
なんだかんだ言って、先ずは自国にとって、有利な展開に持ち込むために、
「円を刷るな」と主張しているだけです。



国家としては正しいあり方で、それで良いのでしょうけれども、
紛いなりにも大統領を目指す人物が、ここまではっきり言ってしまい、
それがアメリカ国民に支持されるようなら、米国も窮地でしょう。



実は、大統領になりたくなくて、あえて過激な発言しているのでは、
と勘ぐってしまうレベルです・・・。