自衛隊の本分は国防ですが?

オスプレイは、空輸能力の高さ、移動速度などの点から、
従来の輸送ヘリと比較して優れているため、今回の地震でも、
救援物資を被災地に運ぶために活躍してくれました。



災害が多い日本においては、非常に心強い機体です。
ところが、オスプレイは不要だと主張する新聞社があるそうな。<沖縄タイムズ> 2016年4月29日 『オスプレイやっぱり要らなかった!…熊本地震

【東京】熊本地震でMV22オスプレイが物資を輸送した件で、政府は28日、全国に自衛隊の輸送機などは約310機あるが、オスプレイが派遣される前に、被災地で災害活動に携わっていたのは74機だったとする答弁書閣議決定した。照屋寛徳衆院議員(社民党)の質問主意書に答えた。 (以下省略)

ふーむ。沖縄タイムズの主張によりますと、まずは日本全国の輸送ヘリを被災地に導入し、
それでも足りなければ、オスプレイの導入もやむなし、ということになりますね。



災害時には、自衛隊の存在が本当にありがたく思えます。
ところが、自衛隊の本分は国防なんですね。言うまでもありません。
普段はクローズアップされませんが、周辺のならずもの国家から、
隙を見せることなく日本を守ってくれているわけです。



緊急災害時だからと言って、自衛隊本来の任務を放棄し、
自衛隊が所有しているヘリを全て熊本に投入できるわけがありません。
小学生でも理解できる理屈でしょう。



実際のところは、その辺りの事情も把握したうえで、
あえて「オスプレイは不要!」と記事にしているのでしょうね。
本気で自衛隊の輸送機が余っていると考えているなら、
それはそれで驚きですけれども・・・。