インドネシアの憂鬱

2016年 1月31日 『中国に騙された! ずさんすぎる高速鉄道計画に大きな後悔ーインドネシア

(前略)地元メディアによると、中国から提出されていない必要書類が多く、また一部提出された書類は、中国語だけの記載がほとんどで、インドネシア語や英語ではないため、審査担当者は読むことも出来ず審査が進まない。(中略)

当初は、日本の新幹線方式の導入が有力だったが、中国は破格の条件で受注競争に勝利した。2015年8月にインドネシア政府に提出した中国の提案書には、日本の提案書を元に作成されたと思われる痕跡があった。(以下省略)

インドネシア高速鉄道計画といえば、直前で日本を裏切って、
中国に乗り換え、国際社会からひんしゅくを買いました。
それにしても、着工する前からいきなり頓挫とは、
予想以上に早いですね・・・。



着工するにあたって、中国から提出されていない必要書類が多いだけではなく、
数少ない提出された書類も中国語のみで記載されているのだとか。
中国語で書かれた書類に認可が下りるはずもなく・・・。
うん。これはもう、どうみたって中国はやる気ありませんね。間違いない。



そういえば、新年早々にインドネシア高官が来日にして、
「やっぱり日本が作ってくれ」と、日本政府に打診してました。



土壇場で日本を裏切っておきながら、さらっと日本にお願いできるあたり、
インドネシアの皆さんは、なかなかに逞しいですな。
けどそういう節操のない態度は、日本人の印象をさらに悪化させると思うぞ。



日本にお願いするなら、最低限、日本の調査結果をなぜ中国が所持していたのか、
どういう経路で流出したのか明らかにしなくてはお話になりません。
まあ、流出経路が解明されても、インドネシアとは関らない方が良さそうですけど。



ところで、高速鉄道計画を中国に掻っ攫われた時に、
日経新聞が、「日本政府中国の受注能力をみならうべき」
とのたまっていましたが、いったい何を見習うのでしょうか?



売る時であろうが、買う時であろうが、インチキはよろしくないですね。
どちらにしても、信用をなくすだけです。