欧州が抱えた難題
<産経> 2015年10月25日 『「受け入れ中止なら国境封鎖」バルカン3カ国がドイツなど牽制』
(前略)難民らはセルビアなど西バルカン諸国を経由して西欧諸国を目指している。セルビアは難民の滞留を、バルカン東部のルーマニアやブルガリアは難民らの新たなルートになることを懸念しており、25日の欧州連合(EU)緊急首脳会合を前に西欧諸国を牽制(けんせい)した。
ボリソフ氏は「何百万人もの難民らの流入で、国を窮地に陥らせたくない」と強調した。
既にドイツに入国してしまった経済移民も、ドイツに至るまでの他国を
通過した際には、周辺をゴミだらけにしてましたからね・・・。
さらに深刻なことに、ドイツが受け入れを拒否した場合は、
そのままセルビア等の東欧州に留まってしまうことになります。
入り込んでしまった経済移民を追い出すのはかなり大変ですから、
ボリソフ氏が、「何百万人もの難民らの流入で、国を窮地に陥らせたくない」
と懸念を表明するのは至極当然でしょう。
ドイツに行くことを前提として、一時的に受け入れたものの、
そのまま居座られたりしたら、お話しになりません。
内戦が続くシリアなどからヨーロッパに押し寄せる難民への対応が課題となるなか、UNHCR=国連難民高等弁務官事務所のグテーレス高等弁務官が、来月日本を訪れ、より多くの難民の受け入れなど、日本政府に対して積極的な支援を求めることが分かりました。(以下省略)
社会福祉を求める経済移民を大量に出してしまったのは、
自分達の国では、できもしないのに受け入れを表明したドイツです。
いまさら、「日本はもっと受け入れろ」なんて言われましても。
相変わらず国連は何の役にも立ってませんね・・・。
いずれにしましても、経済移民の受け入れなんて、
自国民を犠牲にしてまでやることではありません。
スペインの首都マドリード(Madrid)で開催された欧州人民党(EPP)の会議で22日、ドイツのアンゲラ・メルケル(Angela Merkel)首相が移民危機について発言した。メルケル首相は、「すべての移民が欧州にとどまることはできない、とどまることができるのはジュネーブ条約(Geneva Convention)に該当する者、テロや戦争の被害者だけだ」と言明した。
なにをいまさら、という感じでしょうか。
既にドイツに入国した経済移民たちは、手厚い福祉まで保障されて、
悠々自適に過ごしています。「やっぱり無理でした」なんて、言われましても、
まだ入国できていない経済移民の皆さんが納得するはずありません。
EUというシステムが完全に行き詰ってしまいました。
欧州はもうダメかもしれませんね・・・。