球史に語り継がれる大誤審

<産経新聞> 2015年9月14日 『セ・リーグ、「誤審」認め異例の謝罪』

プロ野球セ・リーグは14日、12日に甲子園球場で行われた阪神−広島20回戦で三塁打と判定された飛球が本塁打だったと誤審を認め、謝罪した。判定に対する謝罪は極めて異例。ただし、試合は成立しており記録の訂正は行わない。(以下省略)

これまでは、明らかな誤審であっても、審判の威厳を保つためなのか、
謝罪はしませんでした。いったいどうしちゃったんでしょうね。
あまりに酷すぎるから、謝罪せざるを得なかったのでしょうか。



ただ単に、ホームランが一本幻になってしまった、というだけであれば、
それほど騒動にもならず、審判団も謝罪することはなかったでしょう。



ところが、今年のセ・リーグは、シーズン終盤にも関らず、わずか3.5ゲームの中に
4チームがひしめき合うという近年まれに見ぬ大混戦です。



1勝が消えてしまった広島カープ、1敗がなかったことになった阪神タイガースだけの
問題ではなく、4チームに影響を及ぼしてしまうという、最低最悪の誤審です。
4チームのうち、1チームはクライマックスシリーズにも出場できないのですね・・・。



後腐れなく終われる展開としては、被害を被ったカープが優勝し、
恩恵に授かったタイガースが4位になってしまうとか。
そうでなければ、タイガースが混戦から抜け出して優勝し、それと同時に
カープは連敗して、4チームの争いから脱落するくらいしか思いつきません。



最悪なのは、ヤクルトもしくは、巨人が0.5差で優勝を逃してしまい、
広島が0.5差でクライマックスシリーズを逃す、なんてことになると目も当てられません。



タイガースファンとしても、戸惑ってしまうでしょうね。
球史に語り継がれる大誤審になってしまいそう・・・。