ちょっとした驚きです

<産経> 2015年4月19日 『本当に「右傾化」か、いまだ左右対立をいう朝日』

統一地方選前半戦の結果は、自民党の圧勝に終わった。すべての知事選で与党推薦の候補が当選し、大阪府以外の40道府県議会で自民党が第一党を維持した。安保法制をはじめ、さまざまな問題で安倍政権への厳しい非難を続ける新聞には、溜息しか出てこないだろう。

 しかし、翌13日付の東京新聞社説によれば、「安倍政権は地方の意見や世論にも謙虚に耳を傾けるべきである」とのことで、これは民意を反映したものではなかったらしい。同紙は、わずか1週間前の6日付では、翁長雄志沖縄県知事菅義偉官房長官との会談を論評し、「翁長・菅初会談 民意の重さ受け止めよ」という社説を掲げていた。つまり、自分たちが支持する側が勝利したときと、逆の場合とでは、選挙結果が出ても全く異なる主張がなされるのである。(以下省略)

うーん、まさしくこれに尽きます。
日本のマスコミは、最初に結論ありきで、
それにあわせて記事を掲載している感じです。



そうしますと、主張に一貫性がなくなってしまい、
その新聞社、もしくは放送局の、まともな報道までが胡散臭くなります。
さらには、それを繰り返しつづけるので、信用ならない組織認定されちゃうのでしょう。



ネットが普及していない一昔前であれば、報道内容の矛盾を検証することは、
難しかったでしょうから、そのやり方で世論を誘導できたのでしょうけれども、
今時は矛盾した主張をすればすぐにバレます。



報道機関が特定の政党を支持して、どこか他の政党を敵視しても、
別に良いと思うのです。



悪質なのは、中正だの、公器だのとのたまいつつ、
思想の偏った報道をする、もしくは意図的に報道しないので、
伏せてしまうから益々信用ならなくなるわけでして。



まさか新聞に、この手の正論が掲載されるとは思っていませんでしたので、
ちょっとした驚きです。