そろそろはっきりさせよう

<日刊ゲンダイ> 2015年4月8日 『受信料“拒否”可能に? 「NHKだけ映らないアンテナ」の波紋』

これで受信料を払わなくて済む!? NHKのみがテレビに映らなくなる「アンテナ装置」が波紋を広げている。考案したのは筑波大システム情報工学科の視覚メディア研究室。卒業研究として学生らが開発した。 (中略)

受信料をめぐっては、NHKは近年、滞納者に対し、財産を差し押さえるなど厳しい対応を取ってきた。NHKが映らないテレビは特許上、作ることができず、国民はほぼ“強制的”に受信料を支払わざるを得なかった。(以下省略)

例のNHKが映らないアンテナ装置が、話題になっている模様。
現状は、事実上NHKによる電波の押し売りですから、
注目が集まるのも当然の帰結と言えそうです。



ホテル等の宿泊施設なんかでは、テレビが設置してある部屋の数だけ
料金を請求されるらしいですから、受信料負担額も跳ね上がってしまいます。
それだけにこれは朗報でしょう。



NHKが映らないテレビの開発は、技術的には充分可能だろうとは思っていましたが、
この手のテレビが存在しないことに違和感がありました。
その背景には、デジタル放送の特許をNHKが持っているため、
NHKが映らないテレビは作れないようにしている、ということらしいです。



うぬ、なんなんでしょうね、この不公平感は。
そろそろ国営なのか民営にするのか、はっきりさせた方が吉。
意図的に曖昧な状態にしておいて、都合よく受信料強制徴収システムを
採用しているのはインチキでしょう。



というか、卒業研究として学生さんが開発したのですか。
これまでにも、多くの人が疑問を持ちつつ、行動を起こせなかったわけですから、
まったくもって大したものです。