国の借金が減ってますけど

<朝日新聞> 2015年2月11日 『14年末の国の借金1029兆円 1人当たり811万円』

財務省は10日、短期の借入金などを含めた国の借金の残高が、2014年末に1029兆9205億円あったと発表した。(以下省略)

日本の「国の借金」の借入先は他国ではなく日本国民ですから、
国民ひとり当たり811万円を国に貸しているわけです。
なんで、「国民ひとりあたり811万円の借金」という表現になるんでしょうね?



朝日新聞の報道によりますと、14年末の国の借金は、1029兆円になるそうな。
桁外れすぎてイマイチ実感が伴いませんがとんでもない額です・・・。



ところで、昨年9月の日経新聞の報道によりますと、
昨年6月末の時点で国の借金の総額は1039兆円なのだとか。
それで14年末は、1029兆円。10兆円も減ってますやん?!




同じく昨年の9月の日経の報道では来月(2015年3月)には、
1143兆円になる見通しと予想されてますな。



朝日と日経という違いはありますが、情報の出所は財務省でしょうから、
大した問題ではありません。むしろ、財務省の試算が酷すぎ。
誤差で済むレベルでないことは明らかでしょう。



これは日本国民にとって間違いなく良い報せです。
もっと盛大に報道した方が吉。号外だしても怒られません。



「国の借金が減りました」と報道してしまうと、
「やっぱり消費税を増税する必要ないんじゃね?」
という流れになるのがイヤなのでしょうか・・・。