釧路沖にメタンハイドレート


<時事通信> 2014年12月10日 『十勝沖の海底表層にメタンハイドレートが多数存在する可能性』

北見工業大学(北海道北見市)は10日、釧路市に近い十勝沖の太平洋で、次世代のエネルギー源として期待されるメタンハイドレートが海底表層に多数存在する可能性が高いことを示す現象や鉱物を見つけたと発表した。 (以下省略)

メタンハイドレートは、将来的なエネルギー源として注目されてきましたが、
未だに目途が立たないと言うことは、現時点の技術では、採取から、
実際にエネルギーとして利用できるインフラ環境を整えるには、
採算に見合わないということでしょうか。


とはいえ、まったく意味のない発見なのかといいますと、そんなことないです。
「日本には資源がある」という事実だけで、
石油やその他の燃料が高騰してしまうのをある程度牽制できます。



そこまで吹っかけられるなら、本気でメタンハイドレートに取り組もうかな、
という選択肢があるわけで、現在日本にエネルギーを輸出している国も、
それを織り込んだ上で、価格交渉する必要性がでてきます。



ところで、釧路沖は魚がたくさん獲れる良い漁場なんだそうです。
言われてみれば、釧路の漁港は有名ですよね。
メタンハイドレートの開発に本格的に取り組むことになると、
釧路沖周辺にいる魚の生態系も影響を受けてしまいそうですね。