有馬記念で枠順ドラフト

<日刊スポーツ> 2014年12月8日 『有馬記念で枠順ドラフト!』

暮れの大一番、有馬記念(G1、芝2500メートル、28日=中山)の枠順決定方法が8日、JRAから発表された。
JRA初の試みとして、出走馬関係者が抽選順で希望する枠順を選択する。枠順決定は25日。この模様は同日正午からBSフジで生中継される。
フジテレビと美浦栗東の両トレセンを中継で結び、スタジオにいるゲストのヤンキース田中将大投手、松山康久元調教師が抽選で1頭を選定。
その馬の関係者が、希望する枠順を選択する。これを繰り返し、全馬の枠順を決定する。出走馬関係者による枠順選択は1分以内に行う。

ぶっちゃけたお話し、競馬は枠順によって有利不利があったりします。
その枠組みは抽選で決まるので、公開ドラフトにする試みはありでしょう。
正直おもしろそうです。



引用記事を読んでいただければわかりますが、
選択権を与えられた競走馬の関係者は、1分以内に枠を選ばなくてはなりません。
他馬との関係を考慮して、ゆっくり選んでいる時間がないというのも興味深いです。



通常なら、枠順は木曜日に決まりますので、有力馬の枠番を考慮しつつ、
レース当日までにあれこれと作戦を考え、シュミレーションできるわけですが、
枠順ドラフトは当日の正午とのことですから、レースまで3時間程度です。



脚質によって、内枠希望や外枠希望があったり、
偶数枠の希望、奇数枠の希望もありそう。
ライバル馬関係者との駆け引きが熾烈になりそうな予感。



けど、不運にも一番最後に選ぶはめになった関係者は、
大外枠になってしまう可能性が高そうですね。
なかなかに興味深く、おもしろい試みかと思われます。