天ぷらを食べてはいかんのか?

山梨が大雪で大変な時に、天ぷらなんぞ食べやがって、
と、安倍総理が批判にさらされているらしい。
叩かれる根拠となったのが、どうやらこの記事のようです。<時事> 2014年2月17日

午前10時現在、東京・富ケ谷の私邸。朝の来客なし。
 午前中は来客なく、私邸で過ごす。
 午後も来客なく、私邸で過ごす。
 午後5時31分、私邸発。
 午後5時49分、東京・赤坂の天ぷら料理店「楽亭」着。支援者らと会食。
 午後7時50分、同所発。
 午後8時5分、私邸着。
 17日午前0時現在、私邸。来客なし。(了)

事実を羅列したもので、恐らくは本当のことなんでしょうけれども、
私邸で過ごす=仕事していない、天ぷら屋で会食=遊んでいる、
というわけではないです。



今回の災害に対する政府の動向をみてみると、
2月14日 災害対策会議開催 → 大雪への対応方法の確認
2月15日 11時20分 自衛隊の派遣
2月16日 古屋大臣と山梨県知事がテレビ会議 → 被害状況の確認と今後の対策について協議
なお、上記に引用した記事は16日の動向です。



時系列を追っていけば、官邸が正常に機能していることが分かります。
天ぷら屋での会食も、各方面に支持を出し終えた後であって、
きっちり仕事をしているなら、基本的に何を食べようとも問題ではないでしょう。
災害に乗じて、しっかり役割を果たしている政治家に難癖をつける様は醜悪です。




 


「使うべき力を正しく使うコレ大事」、まさしく自衛官の仰る通りでしょう。<サンスポ> 2014年2月17日 http://www.sanspo.com/geino/news/20140217/pol14021721290001-n1.html

民主党松原仁国対委員長は17日の記者会見で、関東甲信などで16日夜に大雪被害が拡大する中、支援者と天ぷら料理店で会食していた安倍晋三首相の対応を批判した。「緊張感が乏しい。16日の段階で雪の中で孤立している集落や車があった。大変残念だ」と述べ、首相の指示が不十分との認識を示した。(以下省略)

印象としては、もたついた感が確かにありますが、
気象予報を大きく上回る積雪と、インフラを確保するために必要な、
除雪機が不足していたことが要因に挙げられます。



それで、その除雪機の数を削減したのは民主党なのですが?
ついでに、東日本大震災の時には、当時の総理であるカン氏が、
たびたび高級料理店に繰り出していたではないですか?



そもそも、体力に特別優れているわけでもない総理大臣が現地に乗り込んでも、
良い事なんてあまりないです。自衛官の皆さんの足を引っ張るのがおちでしょう。
カン氏が颯爽と福島に乗り込んだ結果、何が起こったかは周知の事実です。
カツカレーだの、天ぷらだの、どうでもよいことで騒ぐのはいい加減にやめた方が吉。