連載小説はじめました

<中日新聞> 2013年12月5日 

(前略)
特定秘密保護法案が成立すると、秘密に携わる公務員の一家は、日常会話にもこれまで以上に神経をすり減らすことになる。例えばこうだ。四歳の息子と妻、そして自衛官の夫の三人家族はつつましやかに暮らしていた。

 夫 「パパは明日から出張に行ってくるからね。いい子にしているんだよ」
 息子 「えっ。パパ、明日からいないの? どこ行くの?」
 夫 「ごめんな。言えないんだ。お土産もこれからはないから」
 息子 「なんで?」
 夫 「だって、お土産で行った先が分かってしまうだろ」
 妻 「あなた、出張先も言えないの? 前は教えてくれたじゃない。本当に出張なの? まさか…」
 
 隠されたショックと両親の険悪な雰囲気に息子が泣きだした。(以下省略)

 



末尾にある奥さんの発言、まさかの後には、
いったい何とつづくのでしょう・・・。
(省略した以下にも記載されていません。念のため)



それにしても、学級新聞並みのクオリティです・・・。
語彙力、文章力は、僕とそれほど変わらないような気がしてきました。
これで、「国民の財産だから軽減税率を適用するべき」などと、
自分で言ってしまうのですから、ある意味たいしたものです。



自衛官の皆さんが出張先どころか、期間さえ言えないことが、
今までも、当然今でもあることをご存知ないのでしょうか。
特に海上自衛隊の方にとっては、既に日常です。



ところで、特定秘密保護法案は、まだ成立していなかったのですね。
50時間以上も審議に費やした法案って近年他にありましたっけ。
修正協議にも応じ、普通に民主主義のルールに従って、
進められているにも関わらず、強行採決とはこれいかに。



西宮・芦屋|ながた整体院