オスプレイ大活躍

 2013年11月21日 北村 淳 『日本で報じられないオスプレイの大活躍

(前略)16日までに、さらに6機のMV-22Bオスプレイが沖縄からフィリピンに追加派遣された。これで合計14機のオスプレイが、
クラーク空軍基地を拠点に救援活動に投入されることとなった。オスプレイは、飛行場しか使えないヘラクレスのような
航空機ではアクセスできない離村部や離島に、食料や水、そして衣料品といった救援物資を配布するなど大活躍している。(後略)

フィリピンの災害に関する日本国内のメディアでは、
オスプレイに関わる報道は皆無でしたが、大活躍ですね。



東日本大震災を思い出せば容易に理解できますが、
災害時に移動手段が絶たれ孤立してしまう地域が必ずでます。



災害によって陸路ではアクセスできない場合、
空路ということになりますが、滑走路が確保できなければ、
飛行機は意味を成しませんので、必然的に選択肢はヘリに絞られます。



ただその場合、航続距離や支援物資の積載量が、
かなり制限され使い勝手が良いとは言いがたいです。



今回の災害におけるオスプレイの活躍は、
航続距離、積載量の両方の課題をクリアできたことを実証したわけで、
災害時には、これほど頼もしい存在はありません。
オスプレイの有用性はしっかり報道されるべきかと思う次第です。



一時期、オスプレイは危険、プロペラを回した、飛行訓練を開始したと、
どうでもよいことを、逐一報道しておきながら、
いざ活躍すれば、一切報道しないというメディアの姿勢はいただけません。
国民の知る権利とやらは何処へ消え去ったのやら。



タクロバンに到着したオスプレイ(写真:米海兵隊


それにしても、沖縄からフィリピンまで飛べるとは・・・凄いです。
ただの輸送機であるにも関わらず、オスプレイ配備に、
中国が執拗に反対するのは、この即応展開能力なんですね。



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