梅田スカイビル
<産経> 2013年11月14日
地上40階の「空中庭園」で知られる梅田スカイビル(大阪市北区)に外国人観光客が押し寄せている。今年は欧州やアジアから過去最高ペースの約15万人が来場。英紙タイムズが世界遺産のパルテノン神殿(ギリシア)などと並び「世界を代表する20の建造物」と紹介し、外国人向け旅行ガイド本が「未来の凱旋門」と取り上げたためだ。
開業から20年。驚くほどの表現で持ち上げられ、国際的な観光スポットとして新たな注目を集めている。(以下省略)
ほうほう。「世界を代表する20の建造物」ですか。
他にどういう建造物が選出されているのか気になったので調べてみました。
パルテノン神殿(ギリシャ・アテネ) 、サグラダ・ファミリア(スペイン・バルセロナ)、
アンコール・ワット(カンボジア・シェムリアップ)、コロッセウム(イタリア・ローマ)、
この辺りになると、人類の遺産とも言うべき歴史的な有名建造物ですから、
梅田スカイビルと、並んで紹介されると違和感があります・・・。
日本の近代建築において、東京都庁や明石海峡大橋と並んで、
空中庭園は、確かに圧倒的な存在感がありますが、
サグラダ・ファミリアや、アンコールワットとは、明らかに毛色が違うような。
選出基準はいったいどこにあるのやら。
ついでに、「日本国内高層ビルランキング」なるものを拝見しました。
1位 300m あべのハルカス(大阪市)
2位 296m ランドマークタワー(横浜市)
3位 256m りんくうゲートタワービル(大阪府泉佐野市)
3位 256m 大阪府咲洲庁舎(旧WTC、大阪市)
5位 255m 虎ノ門ヒルズ(東京都)
上位5位以内に、大阪が3つもランキングされてますね。
もっとも、りんくうゲートタワービルと大阪府咲洲庁舎は、
負の遺産の象徴になっている感がありますが・・・。
意味も無く、高さを競って建てるのはやめた方が吉です。