PRC

時事通信 2013年7月31日

北京時事】31日付の中国英字紙チャイナ・デーリーは、30日に河北省石家荘市の裁判所で開かれた中国製ギョーザ中毒事件の初公判を伝えた中で、危険物質投入罪で起訴された製造元の元臨時従業員・呂月庭被告(39)に対し、懲役10年の判決が下されるだろうと報じた。検察官の話として伝えた。

国家によって、事件の量刑は異なりますが、
中国では、この手の事件が起こると、通常は死刑判決が言い渡されます。
日本では考えられないくらい、実にあっさりと。



今回の判決は、懲役10年だそうな。
日本人の感覚からすると、妥当な範囲、ということになりますが、
中国では、異例の判決に相当します。



ここで考慮しておきたいのは、
この判決は、日本で起こった毒餃子事件とは直接関係なく、
あくまでも、中国国内での犯罪を扱った裁判なのです。



中国国内の同様の犯罪と比較して、異常に刑が軽く日本の量刑に近い。
この判決の意味するところは、日本人に向けたメッセージ的な意味合いがある、
そう考えるのが妥当かと思う次第です。



要するに、「中国産をもっと買え」ということなのでしょう。
毒餃子事件以来、中国産は敬遠されがちですので、イメージUP作戦ですね。



「Made in China」は、すっかりイメージが悪くなったので、
「Made in PRC」 と表記することが増えているらしい。
(ちなみに、PRCとはPeople’s Republic of China の略です)



いわゆる看板架け替え作戦ですね。
少なくとも誠意はまったく感じられません・・・。



西宮 ながた整体院