前回のつづき

運動神経が良いとか、悪いとか表現されることがありますが、
実際に、「運動神経」という名称の神経が存在するわけではないです。



走ったり、ボールを蹴ったりするとき、脚の筋肉を中心として、
身体の複数の筋肉が連動して、ひとつの動作となります。



脳からの指令によって、身体を動かすわけですが、
個々の筋肉がなめらかに連動するかどうかは、
脳からの情報伝達がスムーズになされるか否か、これにつきます。
情報伝達がスムーズな人は、もれなく「運動神経がよい」と評価されます。



普段は殆どとらない動作、あるいは初めての動作をとる時、
情報を伝達すべく回路は形成されていません。
従って、ぎこちない動作、素人っぽい動きになってしまうのは当然です。



同じ動作を繰り返しつづけることによって、情報伝達も効率化されていき、
熟練した動作へと変貌していきます。



というわけで、肘を支点にして腕を振る走り方も、
改善すべき点を明確にしたうえで、反復を繰り返せば、
乙女ちっくな走り方から脱却できると思われます。



西宮 ながた整体院