黄砂
快晴にも関わらず、曇っていて六甲の山がみえませんでした。
関西では、すっかりお馴染となってしまった黄砂の影響ですね。
以下、少し前の記事ですが、賠償請求云々の予感が漂ってます・・・。
産経新聞 2011.4.8
中国環境保護省は8日、全31の省・自治区・直轄市のうち、雲南省を除く全土で福島第1原発事故による放射性ヨウ素131を、25の省・自治区・直轄市で放射性物質セシウム134とセシウム137を検出したと発表した。
この時期の気流は、30m/s くらいですから、中国大陸から飛び散った黄砂が、
日本に到達するには1日あれば十分です。
逆に日本発のヨウ素131が、中国に到達するには、
地球一週を約40000kmと仮定すると、単純計算で15日かかることになります。
実際のところ、気流は蛇行しており、かつ速度も一定ではありえませんので一概には言えませんが。
さて、ヨウ素131の半減期は8日程度で、キセノン131に変換されます。
半減期とは、文字通り物質が半分になるまでに要する時間です。
ということは、日本発のヨウ素131が中国に到達する頃に、
原子の数は、1/4程度になるはずです。
さらに、アメリカ、ヨーロッパ、中東、東アジアのどこかで、
より多くのヨウ素131が検出されているはずですが、
今のところ、諸外国からそういった報道はなされていません。
よって、中国で検出されたヨウ素131は、
日本のそれとは無関係だと考えるのが妥当ではなかろうか。
それにしても、ヨウ素131の出処はさておき、検出されたことが事実だとすると、
中国発の黄砂は、かなり厄介な代物だということになりますね。
東日本よりも西日本の方が危険ですな。
そういえば、お越しくださった方のマスク装着率が異様に高い1日でした。