サルの母子事情


母親が子供を虐待、ないし殺害するという事件が増えていますが、
心理学で有名な実験があります。


子猿が、①針金でできた母猿(ミルクをだす)と、
②布でできた母猿(ミルクださない)のどちらを慕うか
観察するという実験です(かなり簡略してます)。


結果は、授乳時のみ①へ近づくが、
食欲が満たされている時は、②を好んだそうな。
教訓は、「触れ合いは大事」ということらしい。


さらにつづきがあって、この環境で育った子猿たちは、
成長するにつれて、暴力的で反社会的な行動を示すそうな。
②の母猿の身体が揺れるように改良し、
さらに、1日のうち10分だけ本物の猿と交流させる。
すると、成長しても暴力的にはならないという結果に。


完全な猿に成長したと思いきや、
この猿たちは交尾をしないらしい。
強制的に受胎させて子猿がうまれても
すべて母猿に殺害されてしまうそうです。


セックスレス、幼児虐待など現代社会に類似する!!とのことです。
あくまでサルでの実験なので、人にも同じ現象が生じるとは限りません。
しかし、サルたちにはまったくもって迷惑な話だ・・・。



西宮 ながた整体院