ものは言いよう



<読売> 2016年6月2日 『明治の牛乳容器一新 9月九州で先行販売』

「牛乳の日」の1日、明治(東京)は、牛乳の主力品「明治おいしい牛乳」の新商品を発表した。容器の紙を厚くして光を通しにくくし、上部の注ぎ口にプラスチック製のキャップを付けて味の鮮度を保つよう工夫した。9月20日から九州地区で先行販売する。

 少子化などを踏まえ、容量は従来の1リットルから900ミリ・リットルに抑え、容器も横幅を5ミリ小さくして持ちやすくする。約6億円を投じ、九州工場(福岡県八女市)に新しいラインを設ける。店頭の想定価格は税抜き250〜270円。(以下省略)

少子化と、容量を1リットルから、900ミリに減らす因果関係は不明ですし、
容器が5ミリ小さくなって持ちやすくなったとしても誰が喜ぶのやら。
1リットルサイズの牛乳を容器ごと、ぐびぐび飲む人なんてそうそうおりますまい。



税抜き価格で、250〜270円ということは、お値段は据え置きということになりますね。
なんだか長々と説明されていますが、要するに値上げですやん・・・。



そういえば、新聞なんかが、「活字を大きくして読みやすくしました」
なんてやっていますけど、その場合、1ページあたりの字数は減少します。



そのぶんページ数を増やしたということなら、掲載できる広告欄が
増えていることになりますので、改変は新聞屋にとって都合が良いだけでした、
というのと似てますね。ものは言いよう、ということですか。



他の牛乳メーカーが追随しなければ、さっぱり売れなくなりそう。
もっとも、各社いっせいに1リットルから、900ミリに切り替える、
という可能性はゼロではありませんけれども・・・。