摩訶不思議な業界
<サンスポ> 2016年3月2日 『水戸黄門に若者が罵声…「水曜日のダウンタウン」で虚偽』
水戸市は2日までに、TBS系のバラエティー番組「水曜日のダウンタウン」が2月3日に放送した水戸黄門に関する内容に虚偽があったとして、放送倫理・番組向上機構(BPO)に意見書を提出した。
意見書や市によると、番組はTBS系で放送されていた時代劇「水戸黄門」で使われていた印籠が、水戸では今も効果があるかを検証する内容。水戸駅周辺で、黄門役の老人が喫煙するエキストラの若者グループを注意し「助さん格さん」役の2人が印籠を出したことに、若者らが興奮し罵声を浴びせ続けた。(以下省略)
印籠の効果を検証するためと言いつつ、エキストラを配置していたのでは、
なんの検証になりません。まさしく結果ありき。絵に描いたようなヤラセですな。
検証するとみせかけて、「印籠は効果なし」という主張をして、
TBSはいったい何がしたかったのやら・・・。
挙句の果てには、番組を見ていた視聴者に、
「水戸市は治安が悪い」という印象まで与えてしまったそうな。
笑いを取るためなら何でもあり、といいますか、
喫煙を注意して印籠を出したご年配の方が、
ガラの悪い若者に罵倒される展開って面白いですかね??
検証に見せかけたインチキで、水戸黄門、および印籠を侮辱し、
水戸市に風評被害を与えておきながら、
なんの罰則もないという摩訶不思議な業界です。
放送免許を剥奪されても、日本国民の大半は同情もしないと思うぞ。
この体たらくでは、若者に限らずテレビ離れも進みますわ。