テレビよりスマホでしょ

<東洋経済> 2016年2月12日 『4K番組「録画禁止」を密室で決めていいのか』

4K/8K放送の技術規格および運用ルールを話し合う業界団体「次世代放送推進フォーラムNexTV-F)」では、4K以上の高精細放送において一切の録画を禁止する「コピーネバー(複製禁止)」機能の運用が検討されている。(以下省略)

当院にお越しくださる方に限定したお話しですが、
最近は、一人住まいだとテレビを所有していない若者が増えました。
テレビとスマホ(もしくはパソコン)を比較すると、
どちらが重要かは、考えるまでもありませんね。



スマホ > パソコン >>> テレビ
こんな感じでしょうか(あくまでも印象です)。


とはいえ、現状では録画すると、間違いなくCMはスキップされてしまうでしょうから、
スポンサーを集めにくくなっているのは間違いないでしょう。
ついでに、スポンサー料金も足元をみられがちでしょうから、
録画機能を廃止したくなる気持ちは理解できます。



仮にコピーネバーが採用され、録画したものが視聴できなくなると、
当たり前ですが、リアルタイムでテレビの前にいなくてはいけません。
つまり、テレビを視聴する時間を、1日のスケジュールに組み込む必要があるわけです。



時間が余ったときに、「録画しておいた番組でもみるか」
という人も少なくありませんので、テレビを観るために、
わざわざスケジュール調整なんてしないでしょう。



録画機能を廃止すれば視聴率が上がる、という理屈は、
リアルタイムで視聴したいコンテンツがないことには成立しません。
下手をすると、より一層テレビ放れが加速して、
視聴率が低下してしまう可能性さえありますね。