中国経済は終わったっぽい

2015年8月30日 『経済誌記者、中国株式市場混乱させたと「自供」』

報道によると事情聴取で王記者は、自身の「虚偽の情報」が「株式市場にパニックと混乱を引き起こし、市場の信頼を著しく傷つけ、国と投資家に多大な損害を負わせた」と「自供」したという。

たかだか一記者の言動で、市場にパニックを起せるとは思えませんね。
ようするに、件の記者とやらは、スケープゴートなのでしょう。
それにしても、「自供」って・・・。



ここのところ、中国市場のデタラメぶりによって、日本経済はもちろん、
世界経済まで株安という煽りを受けてきたわけですが、
どうやら中国政府が市場介入するための資金も尽きた模様です。<財経新聞> 2015年8月31日 『(中国)政府が株価対策見直し、大規模な買い支えは停止か』

中国政府は大規模な株式購入を通じた株価の買い支えを停止するもようだ。代わりに、不正な取引などで「市場を混乱させた」投資家に対する調査や処罰を強化する方針という。

それにしたって、「市場を混乱させた投資家への罰を強化する」とは、
随分な物言いですね。市場を混乱させたのは中国政府なのですが。



日本がAIIBに参加してしまい、AIIBが投資銀行として機能し始めていたとすると、
今頃は、中国元を刷りまくって市場介入を続けていたのでしょうね。
中国元が、ハードカレンシーになってしまっていたら、
それこそ世界経済が無秩序に陥るところでした。



中国経済は終わったっぽいですが、なるべく日本や世界経済に
迷惑を掛けないよう可能な限り、ひっそりと幕引きして欲しいです。



けど、無理なんだろうな。ここ数ヶ月の中国政府の対応を
みている限りでは、ソフトランディングさせる気さえなさそうなんだもの。
しばらく世界市場は大荒れになりそうですね。