移民政策を推し進めたドイツの失敗例

2015年3月21日 『ドイツは人種のサラダボウル?』

(前略)1950年代のドイツの工業生産による好景気は「経済の奇跡(Wirtschaftswunder)」と呼ばれ、西独は深刻な労働者不足に陥った。その解決策として、主にトルコから外国人労働者(ゲストワーカー〈Gastarbeiter〉)が招かれたが、彼らは当初、長期滞在を予定しない出稼ぎ労働者と考えられていた。しかし、その多くは母国から家族や親戚を呼び寄せ、そのままドイツにとどまったのである。(中略)

東西ドイツ統一後、旧東独地域の再建が予想以上の財政負担となり、ドイツの景気は悪化した。ドイツ人失業者以上に外国人失業者が増え、彼らが失業手当や生活保護に依存する状態は、ドイツ人の反感を買うようになる。(以下省略)

移民政策はどこの国もことごとく失敗していますね。
それどころか、働かない移民が居座り、失業手当や生活保護に群がり、
国家の財政を圧迫してしまうという、なんとも笑えない結果になっています。



労働人口が足りないから移民を受け入れることにしたら、
実際には受け入れた移民は働かず、社会保障を食いつぶすだけで、
人手は足りないままでした、ということですね。



さらに悪いことには、ドイツの経済成長期における一時的な移民受入だったはずが
労働人口として使いものにならないことが判明しても、全く帰国してくれないとか恐すぎです・・・。



よくよく考えてみると、貧しい国のエリートが移民としてやってくるわけではなく、
貧しい国で生活能力のなかった人たちが国を捨ててくるんだから、
働かないで、生活保護に依存するのは必然と言えるでしょう。



安易に移民を受け入れてしまうと、どういう結果になるのか良い見本です。
どうしても移民を受け入れるなら、ドバイの様に移民が職に就かずに2週間が経過すれば、
祖国へ強制送還します等、明確なルールを設けておくべきですね。<エコーニュースR> 2015年5月28日

5月28日、自民党行革推進本部で本部長を務める、河野太郎衆議院議員外国特派員協会で、今後の財政政策を主題に英語会見を行った。(中略) 河野氏「今、日本銀行金利を下げているが、これは続けることが出来ない政策です。金利は上げる必要がある訳です。また、もっと外国人労働者を受け入れる必要があります。しかし国内には、心理的な問題があります。でもこれは、私には頭のおかしいものに思えます。(以下省略)

上述したドイツ、フランスやスウェーデンをはじめ、移民を受け入れた欧州の失敗例には目を瞑り、
移民受け入れ反対を、「心理的な問題」で済まそうとしてしまう方が、頭がどうかしてると思うぞ・・・。



そもそも移民政策が上手くいったケースなんてアメリカとオーストラリアくらいでしょう。
しかも、両方とも先住民を追い出す形で、事実上新しい国家を作り出しているわけすから、
成功例とさえ言えないでしょう。