ネパールの地震に際して思うこと

<産経新聞> 2015年5月5日 『日本の捜索犬、疲労で点滴受け活動 各国の救出チームは続々引き上げ』

(前略)  各国が帰国する中、日本のチームはネパール政府から必要とされており、団長を務める外務省の小林成信・国際緊急援助官は「要請がある限りは活動を続ける」と強調。ただ疲労の色は濃く、捜索犬が暑さとストレスで元気がなくなり、点滴を受けるほどだったという。 (以下省略)

ネパールでの大地震も、ようやくひと段落つきそうとの事です。
それに伴い、各国から派遣された救助隊が、帰国の準備段階に入った模様。



そんな中、日本の救助隊チームには残留要請があったそうですから、
地震大国でもある日本の救助隊は相当レベルが高いということなのでしょう。



ネパール政府の期待に応えて、引き続き頑張って欲しいところですが、
普段から鍛錬を欠かさない日本の救助隊であっても、自ずと限界はあります。
特に捜索犬として派遣されているわんこさん達は疲労が心配です。



犬は暑さでバテた後、いったん回復したように見えても、
その後に亡くなってしまうというお話しをよく聞きますから、
ネパールという暑い国での救助活動によって、
一度疲労した犬はしっかり休養を摂らせてあげたいところですね。<時事通信> 2015年5月6日 『オスプレイ17機を日本に売却へ』

(前略) オスプレイ陸上自衛隊人道支援・災害救助能力を大幅に高め、水陸両用作戦も支えると指摘し、売却について「同盟国との負担の分担を促進し、相互運用性を高める」と説明した。また、地域の基本的軍事バランスを変えるものではないと強調した。日本政府は2018年度までにオスプレイ17機を陸自に配備する計画。

オスプレイは導入するに際して、各メディアが事故率の高さ、
危険性を訴え大騒ぎしていましたが、何の事故も起こしていません。



それどころか、今回のネパールにも沖縄から現地まで直接乗り入れ、
しっかりと活躍しています。従来のヘリでは給油なしでネパールまで飛べませんし、
航空機だと滑走路の確保が必要になり、用途が限定されてしまいます。
そういう意味でも、オスプレイならではの活躍と言えるでしょう。



今回はネパールでの地震でしたが、地震の多い日本は他人事ではありません。
有事に備えたオスプレイの導入は正解でしょう。