迷走するNHK



<東スポWeb> 2015年4月30日 『身内に甘いNHK 驚きの調査結果発表』

甘過ぎる!! NHKの看板報道番組「クローズアップ現代」でやらせがあったと指摘されている問題で、NHKの調査委員会(委員長・堂元光副会長)は28日、「過剰な演出」「誤解を与える編集」があったとする一方で、捏造(ねつぞう)につながるやらせはなかったとする調査報告書を発表した。しかし、やらせに加担させられたと訴える男性が求める訂正放送に関する記述は一切なし。踏み込み不足と非難されても仕方のない内容だった。(以下省略)

とりあえず謝罪はしたものの、あくまでもヤラセではなく
過剰な演出でした、ということにしたい模様です。



「ヤラセ」と、「過剰な演出」の違いがよくわかりませんね。
やんわりとした表現にすり替えて誤魔化している感しかありません。
実は今回の謝罪自体が過剰な演出だったりして。



それで、そのヤラセに対して総務省から行政指導が入った模様ですが、
NHKはまさかの文書受け取り拒否・・・。<サンスポ> 2015年4月28日 『NHK、総務省が厳重注意も文書の受け取り拒否』

総務省は28日、報道番組「クローズアップ現代」で事実に基づかない報道や番組基準に抵触する放送が行われたとして、NHKを厳重注意した。 ただ、NHKは厳重注意の趣旨が明確でないとして、文書の受け取りを拒否した。

 総務省は厳重注意の文書で「視聴者の信頼を著しく損なうもので、公共放送としての社会的責任に鑑み、誠に遺憾だ」と指摘。NHKに対して再発防止に向けた体制を早期に確立することも要請した。 (以下省略)

いや、これは凄いです。
行政指導に逆らえる企業なんてそうそうありません。



「厳重注意」は、法的にどうこうというわけではありませんので、
確かに従う義務もない、ということになりますが、
ヤラセ、捏造を放置して、なかったことにするわけにもいきません。



そうしますと、法的に強制力のある放送法違反で告発、
という流れになったりしないのでしょうか。
NHKとしては、有耶無耶にしてお終いにしたいのでしょうけれども。



受け取りを拒否した言い訳は、「厳重注意の趣旨が明確でないから」
とのことですが趣旨は、「ヤラセ、捏造をやめなさい」これにつきるでしょう。<日経> 2015年4月28日 『NHK受信料収入、最高の6493億円 14年度』

NHKの最高意思決定機関であるNHK経営委員会の浜田健一郎委員長は28日、2014年度の受信料収入が13年度より148億円多い6493億円となり、過去最高となったもようだと明らかにした。受信料徴収の強化で増収となった。 (以下省略)

自称公共放送がひたすら利益を追求している姿勢のほうが、
よほど意味がわかりません。



NHKが出演者に支払うギャラは、他の民放と比較して格段に安いことは有名ですが、
国民から強制徴収した受信料は、いったいどこに消えているのやら。



過去最高の利益を出しながら、受信料を下げるどころか、
スマホやパソコンなどからも強制徴収しようと画策しているのですから、
やっぱり異常な事態なんだと思うよ。