多剤耐性遺伝子

2014年10月14日 『抗生物質が効かなくなる多剤耐性遺伝子』

ほとんどの抗生物質が効かなくなる「GES−5」と呼ばれるタイプの「多剤耐性遺伝子」が国内で初めて大阪府内の病院の複数の患者から検出されたことが分かりました。専門家は、早期発見のための検査態勢を早急に整える必要があるとしています。(以下省略)

細菌に対して、抗生物質を用いた治療を行うと、
細菌は生き残りをかけて、抗生物質に耐えうるよう変異を起こします。



それで、さらに変異したウイルスに対する抗生物質を準備するわけですが、
繰り返していると、上記記事のような事態が生じることになります。



そう考えると、なんでもかんでも安易に抗生物質を使用するのは、
本来なら避けた方がいいのでしょうね。



とはいえ、抗生物質は現代医療の主役のひとつですから、
これはなかなか難しい問題です。どうしたものやら・・・。