元総理のみなさん

2014年1月30日 http://www.news-postseven.com/archives/20140130_238549.html

1月23日の東京都知事選の告示日、新宿、渋谷で細川護熙小泉純一郎の両元首相がマイクを握ると、街頭演説には黒山の人だかり。熱の籠もった小泉節は健在だった。
(中略)「私もかつては専門家のいうことを信じた。『原発は安全でクリーンで安いエネルギーだ』と。元総理として不明を恥じる。原発は安全ではない。コストだって安くない。いきなり原発ゼロはできないというけれど、いま1基も動いていないじゃないですか!」

いま1基も可動させていないせいで、諸外国に足元をみられ、
高値で燃料を輸入せざるを得ず、貿易赤字が恐ろしいことになってますけど?
この貿易赤字をあと何年続けられるかは大いに疑問です。



そもそも、福島第一の原発だって、引退が決まっていたものを、
民主党が強引に現役で稼動させていたという事実があって、
今度は、もうとっくに引退した古くて効率も悪い火力発電所を総動員して
何とかまかなっているというのが現状なのですが?
マイナス面を伝えないのは、フェアじゃないですね。


批判のパターンは各紙特徴がある。日経や産経が展開しているのが、「反原発は国政でやれ」という主張だ。〈細川氏は首相経験者だ。「原発政策は国の存亡にかかわる」と思うなら、国政に復帰して仲間を募り、自らの主張の実現に取り組むのが筋だ。細川氏とタッグを組む意向を表明した小泉純一郎元首相も同じではないか〉(日経1月15日付)
一見、正論に聞こえるが、安倍政権が原発再稼働の手続きを着々と進める一方で、国政選挙は2年後の参院選まで予定されていない。両紙の主張は、何人も次の国政選挙まで国政にノーはいわず、再稼働を指をくわえて見ておけばいいと、政治行動を封じ込めるに等しい。(以下省略)

「反原発は国政でやれ」というのは、まさしく正論でしょう。
東京都は関係ありません。福島県知事にでも立候補したらどうですかね。



2012年の衆議院選挙でも、昨年の参議院選挙でも、
脱原発を掲げて選挙に挑んだ政治家や政党はたくさんありましたが、
ことごとく惨敗を喫したわけで、要するに民意が反映された結果です。
それを無かったことにして、原発と関係ない都知事選挙に絡ませることは、
言い訳として説得力は皆無です。<産経> 2014年1月30日 http://sankei.jp.msn.com/politics/news/140130/stt14013021090007-n1.htm

社民党村山富市元首相は30日夜、都内で開かれた同党の「新春の集い」で、昨年末の安倍晋三首相の靖国神社参拝に対し「(安倍氏)本人の気持ちを守るために国を売るような首相があるか。これは間違いだ」と厳しく批判した。


えーっと、このひとは確か、村山談話のひとでしたよね?
今でも、あの談話は日本の国益に適っているという認識なのでしょうか。



そもそも、村山談話中韓を大喜びさせたわけですが、
靖国神社への参拝は、どこかの国を喜ばせたのでしょうか?
ここ最近、既に引退した元総理の肩書きを持つ政治家の活動が目立つのはなぜなのでしょう。