実に不思議です

2014年1月17日 

 2人が死亡した海上自衛隊輸送艦と釣り船が衝突した事故で、輸送艦は、釣り船を追い越すように航行したとみられていることがわかりました。
 事故をめぐっては、釣り船に乗っていた男性が事故の直前、輸送艦が釣り船を追い越すように航行し、衝突したと話しています。
 「かなり離れていたが、(おおすみが)近寄ってきた。なぜ、こちらに方向転換したか分からない」(救出された寺岡章二さん)

既に、おおすみのGPS航跡が公表されていますが、
GPS航路を、いったいどうみたらそういう解釈が可能なんですかね?



上記の引用記事に限りませんが、テレビ・新聞ともに、
漁船の証言だけを基にして報道されていますが、
これなら、事実が明らかになって誤報と確定した時にも、
「目撃証言が間違っていた」、ということにして責任の所在を曖昧にできますね。



それで、その根拠となっている目撃証言ですが、信憑性がかなり怪しくなってきました。<時事通信> 2014年1月17日 

広島県沖の瀬戸内海で海上自衛隊輸送艦おおすみ」(全長178メートル)と釣り船「とびうお」(同7.6メートル)が衝突し、2人が死亡した事故で、衝突直前に両船の周囲を航行していた船はなかったことが17日、第6管区海上保安本部(広島市)への取材で分かった。
 救助された男性は「輸送艦は、前を横切った貨物船を回避するために曲がった」と証言していたが、 同本部は両船の航行に影響を与えるような船はなかったとみて詳しく調べている。

第6管区海上保安本部の言う、「両船の周囲」がどれくらいの範囲を指すのかはわかりませんが、
少なくとも数百メートルは離れていると思われます。



存在したかどうかも分からない遠くの船が見えていながら、
一方では巨大なおおすみが、4〜5Mの距離に近づいて、
汽笛をならされるまでおおすみに気づかなかった、ということになります。
いやー、実に不思議です。