メソミル

<読売> 2013年10月9日

神奈川県海老名市は8日、同市中野の畑で9月末、スズメが大量死しているのが見つかったと発表した。
市農政課によると、9月30日夕、同所の農家から「畑でスズメがたくさん死んでいる」と電話があり、職員が調べたところ、約1000平方メ ートルの畑にスズメ約110羽が死んでいた。鳥インフルエンザの簡易検査は陰性だったが、県衛生研究所が死骸の一部を持ち帰って検 査した結果、スズメの胃の中の米から、毒性の強い殺虫剤「メソミル」が検出された。
メソミルは白菜などの害虫駆除に用いられるが、米に使われることはないという。同課はメソミルの付着した米を食べたのが大量死の原因 とみて、詳しく調べている。


スズメは、どことなく和風な感じで愛らしく、眺めているだけで癒されます。
最近数が減っているとのことですので、なおさら残念です。
それにしても、110羽とは・・・できることなら見たくない光景ですね。



検出されたメソミル(ランネート45DF)は、虫だけでなく、
ダニやナメクジまでも、駆除できる強力な薬品です。



もちろん、人に対しても有害ですので、
害虫対策として、稲作に利用していたとは考えにくいですが、
記事によると、白菜には害虫駆除として使用されているみたいですね。


なんだか、いろいろと考えさせられる事件です。