化学兵器

シリアへの軍事介入に関する動向に対して、
「日本は自主性がない」、「アメリカ追従」と批判されています。



遡ってみると、湾岸戦争フセイン政権への軍事介入、
直近ではアルジェリア人質事件と、どれも同じ構図で、
毎回、「アメリカの言いなりになるな」との報道がなされます。



これは、その通りだと思います。概ね異論ありません。



しかしながら、何故毎度まいど同じ展開になるのかというと、
日本は、「現地にて独自の情報収集する術がないから」 これにつきます。



故に、現状では米国からの情報を基に行動指針が決まります。
米国から提供された情報ですので、当然ながら、米国にとって都合の悪い情報は、
遮断、もしくは歪曲されます。



結果として、米国に追従してしまうのは必然でしょう。
アメリカ追従はけしからん!」 そう主張するのであれば、
同時に、「日本独自の諜報機関を設立すべし!」
本来なら、こうでなくてはならないのでは?



問題の焦点になっているシリアの化学兵器ですが、
使用すれば、問答無用で批難の対象になる悪の所業か、というと、
実際のところは、そうでもありません。



この化学兵器ですが、「国内の暴動を鎮圧するためなら合法」
と事実上使用が認められています。
そもそも、「化学」という言葉の指し示すところは、かなり広範囲です。
日本でもお馴染みの催涙弾化学兵器に含まれるでしょうし・・・。



シリアと欧米諸国どちらに否があるか、
報道されている内容から判断するには、あまりに情報が少なすぎます。




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