いましばらく
昨日お越しくださった方が、「自分から採取した神経を、
iPS細胞で培養して障害部位補強したら神経障害って改善されます?」
と仰っていたのですが、理論の上では可能だと思います。
脊髄に損傷のあるマウスを、iPS細胞で神経細胞をつくって
治療する実験は既に成功してます(確かサルでも成功していたような?)。
将来的には、ヒトでも応用可能になるかと思われます。
ただ、損傷している部位にもよるのですが、脊髄は、様々な神経が集中している為、
それぞれに対応した、あるいは該当する神経を間違いなく繋げるかというと、
かなりの難題になると推察されます。
マウスや、サルで成功済みとはいえ、術後両者が、
各々意図したとおりの運動が出来ているかどうかは検証不能かと。
そこで、「実際にヒトでの研究を」 となると、
倫理面をはじめとして、色々と問題がありそうです。
そういうわけで、実際に臨床で使えるようになるには、
いましばらく時間がかかりそうですね。
西宮 ながた整体院