お手を触れないで



神戸新聞NEWS 2012/06/01

向かいの家の飼い犬に利き手の右手をかまれたとして、元左官職人の男性(69)=神戸市東灘区=が飼い主の女性とその家族に約2150万円の損害賠償を求めた訴訟の判決が1日、神戸地裁であり、長井浩一裁判官は「口輪を付けるなどの注意を払っていなかった」として、飼い主の女性らに約1940万円の支払いを命じた。

 判決によると、男性は2009年11月2日早朝、自宅前で犬の散歩を終えて帰ってきた飼い主の女性と会い、しゃがみ込んで犬の頭をなでていると突然、右手をかみつかれた。

 犬はシバイヌで、男性は右手に障害が残ったため、こてを持つことができなくなり、左官業を廃業。慰謝料や休業損害を求めていた。

犬を飼っていない、もしくは飼った事がない人は、
「頭を撫でてやれば犬は喜ぶものである」 と誤解している人が少なくない。



犬種にもよりますが、不意に頭を撫でようとすると、
驚いて思わず噛み付いてしまう犬は結構います。
ましてや、柴犬さんは神経質な犬が多いので要注意ですぞ。



うちも柴犬ですが、子供の頃からよく知っているご近所さんでさえ、
触れてもらっても、ちっとも喜びません。 
しば 「知らない人でもないし、少しくらい触られてもいいか」 
実際にはこんな感じです(たぶん)。



上記記事では、状況の詳細まではわかりませんが、不可解な点が多いです。
撫でていて、きっかけもなくいきなり噛み付いたりしますかね?
しかも障害が残ってしまうくらい強く噛むとは・・・。



「口輪を付けるなどの注意を払っていなかった」 と言われましても、
口輪を所有している飼主が、はたしてどれくらい存在するのやら。
なんとも後味の悪い残念なニュースです。



西宮 ながた整体院