可塑性


ところで、脳卒中が左脳で起こってしまった場合、
約40パーセントが失語症になるそうです。


さらに、1年以内に回復しなかった場合、
それ以上の回復は困難を極める、と考えられています。
これは、脳科学の局在論にもとづく概念です。


ちなみに局在論とは、視覚・聴覚・触覚・嗅覚など、
それぞれの感覚を処理する脳の箇所が、決まっていて、
その部位が障害を受けた場合は、基本的には代替がきかず、
ひとつの場所に、ひとつの機能、という考え方です。


今日では、脳科学の進歩により、これまで考えられていたよりも
ずいぶんと可塑性を有することが、明らかになっています。


可塑性を応用したリハビリ、および治験例が載っている論文を
読んだのですが、かなり興味深い内容でした。


理屈は理解できるのですが、「本当に可能かな・・・」、
などと思ってしまうあたりは、他ならぬ自分自身が固定観念
支配されている、ということを意味するわけですか・・・。


ながた整体院