計算しない自由

<東京新聞> 2014年2月10日 http://www.tokyo-np.co.jp/article/national/news/CK2014021002000212.html

九日投開票された東京都知事選で、原発「即ゼロ」を訴えた前日本弁護士連合会長の宇都宮健児氏(67)、元首相の細川護熙氏(76)の合計得票は約百九十三万八千票となった。初当選した元厚生労働相舛添要一氏(65)の得票数に十七万票差に迫り、ほぼ拮抗(きっこう)した。原発再稼働に前向きな安倍政権に「待った」をかけたい民意が意地を示した形だ。(以下省略)

原発「即ゼロ」を訴えたホソカワ氏、ウツノミヤ氏の得票数を合算しても、
新しく都知事となったマスゾエ氏に及びません。
要するに、二人足してもマスゾエ氏に勝てなかったということですね。
というか、なんで合算する必要性があるのかさっぱりわかりませんけれども。



原発再稼働容認と、反原発で票を分けするのであれば、
他の候補者の得票もも合算されないと不公平です。



というわけで、ホソカワ氏、ウツノミヤ氏の得票合算に倣って、
原発再稼動容認派の票を合算してみると・・・。



舛添要一 2,112,979 票
宇都宮健児 982,594 票
細川護熙 956,063 票
田母神俊雄 610,865 票



4位だった田母神票を足しただけも、270万対193万ですね。
ぜんぜん拮抗しておらず余裕で負けてますけど・・・。
さらに、4位以下の候補者の得票も加えると、差はさらに広まります。



都合良い数字だけ抜粋することを、世間一般では偏向報道と呼ばれます。
それにしても、マスコミの印象操作、ミスリードの手法が劣化しているような・・・。
ここまで分かりやすい印象操作をやらかしてしまうと、
失笑を買うだけで、既存メディアへの不信感は募る一方だと思うのですが。