想定済み


2010年10月20日、21日に、とある訓練が行われていた模様です。
訓練の概要は以下の通りです。総務省消防庁のHPより抜粋。

浜岡原子力発電所3号機において、原子炉給水系の故障により原子炉水位が低下し、その後の非常用炉心冷却装置等複数の冷却設備故障により、放射性物質の放出のおそれがある事態となったという想定で訓練を実施しました。

原子力発電所の所在は違えど、他の設定は現況に類似しています。
ちなみに、カン総理は、本部長として訓練に参加していたそうですが、
訓練の内容等を覚えていなかった事が、先日の国会答弁で明らかになりました。
ついでに、訓練の結果を経ての改善すべき点、課題等の報告は、
未だに、「とりまとめ中」となっているらしい・・・。



さらに、2008年10月22日(当時は麻生内閣)に、
以下のような訓練が行われています。首相官邸のHPより抜粋。

今回の訓練では、福島第一原子力発電所3号機において原子炉へ給水する設備の故障が発生し、その後非常用炉心冷却設備等の故障により原子炉の冷却機能が喪失し、放射性物質が外部に放出される事態を想定して、国、自治体、その他関係事業者などと合同で実施しました。

原子力発電所の所在を含め、まさしく今の状況と一致します。
当然ながら、この訓練の報告は今後の指針、マニュアルとして残されています。



政党は異なりますが、当時の担当者を抜擢すべきなのではなかろうか。
それが無理なら、マニュアルだけでも有効活用しない手はありません。
まさか存在さえご存じなかった、なんてことは・・・ありませんよね・・・。



今回の震災において、想定外の地震、想定外の津波など、「想定外」
という言葉が氾濫していますが、少なくとも、原子炉の事故に関しては、
「想定外」という言葉はあてはまりません。



ながた整体院