三つ子の魂


生まれたての赤ちゃんのニューロン神経細胞)は、
1300億以上あると言われています。
それが1年後には200億程度まで減少します。


単純に考えて、1100億の神経細胞は無駄になるわけで、
非効率に思えますが、多数の神経細胞の中から
環境に応じて発達していく為、生まれた環境への適応が可能になります。
言い換えると、無駄がないと環境に適応できない
可能性が高くなってしまいます。


赤ちゃんは他者(殆どの場合は両親)
への依存なくしては生存できません。
ヒトの場合は他の動物と比較して、この依存期間が圧倒的に長い。
仔犬は1ヶ月もすれば歩き回るし、
仔馬なんて数時間後には自力で立ち上がります。


依存期間が長いということは、
生物として未熟であることに他ならないのですが、
違う見方をすると、脳の潜在能力が高く、
生まれついた環境に対して適応可能ということです。


幼少の頃の環境が及ぼす影響は計り知れません。
よって「三つ子の魂」は理にかなっていると思われます。



西宮 ながた整体院